高速馬場と故障を考える
今年のCBC賞は、テイエムスパーダが48キロという軽ハンデを活かして勝利。今村聖奈騎手が、重賞初勝利を飾った。
このレース自体は、好騎乗・好レースだったと思う。
が、問題なのは勝ちタイム。
なんと1分5秒8。(!!)
いくら小倉1200mとはいえ、流石に速すぎるのでは?と感想を持った人も少なくないだろう。
時計が速くて何が悪い?それが日本競馬の発展だろう?と思う人もいるかもしれない。
確かに、日本の競馬は、昔と比べてスピードのある馬が増え、それと共に世界で戦えるレベルに上がってきた、という見方もできる。
だが、高速馬場は脚元への負担が大きく、故障が発生し易いと言われている。それが問題だ。
実際、高速馬場でレコード決着となったレースの出走馬から、故障馬が多発することは、近年増えている。
※例えば、2022年のダービー(なんと勝ち時計2分21秒9!)。出走馬のうち、イクイノックス、ジオグリフ、マテンロウレオの3頭が、レース後に故障が発生したと言われている。
ただ、JRAの公式見解としては、高速馬場と故障には関連性は無い、としている。
著者はただの素人なので、その真偽のほどは判断できる材料は無いが、感覚的には、高速馬場と故障は関連しているのでは?と思ってしまう。
それぐらい、レコード決着のレースでの故障馬は多い。
現在のところ、CBC賞の出走馬からは故障馬は出ていないが、このまま全馬無事でいてほしいものだ。