日本馬はケンタッキーダービーでどこまでやれるのか?
日本時間の5月7日 08:00頃、アメリカのチャーチルタウンズ競馬場にて、G1ケンタッキーダービーが行われる。
アメリカには〇〇ダービー(フロリダダービー、サンタアニタダービーなど)というG1レースは他にもいくつか存在するが、
このレースこそが、アメリカの3歳No1を決めるダービーである。
(なぜ〇〇ダービーが複数存在しているのかまではちゃんと調べてないので不明。。)
近年、海外レースに日本馬が参戦することが増えてきたが、
ついにアメリカのダービーにも日本馬が複数出走するようになった。
芝コースでの競馬が主流となっている日本競馬の中から、
ダートコース中心のアメリカ競馬で、世代の頂点を決めるレースに出走するというのは本当にスゴイし、応援したいとは思う。
ただ、現実的に考えて、流石にまだ勝利は厳しいのではと思う。
そう考える理由はいくつかあるが、
・日本のダービー(日本芝2400m)の勝利を目標にしている国の馬が、
アメリカのダービー(米国ダート2000m)を目標にしてきた馬達に混ざって、
海外遠征というアウェーの中で勝利できるのか?
というのが、この挑戦が困難である根本的な理由としてある。
逆で考えると、アメリカ馬が日本のダービーに遠征してきたとして、
それで果たして勝負になると思うか?
・・・流石に厳しいだろう。
そういう意味でも、流石にこの挑戦は厳しいとは思う。
ケンタッキーダービーへの日本馬の遠征は、古くは1995年のスキーキャプテンに始まって、
2016年にラニ、2019年にマスターフェンサー、2022年にクラウンプライドと、
近年になり活発化しているが、いずれも着外に終わっている。
近年になって、アメリカのダート、あるいはドバイのダートで日本馬が勝利することが出て来たため、
そろそろケンタッキーダービーでも、、、と期待を感じさせるのかもしれないが、
さすがに国の威信が懸かっているダービーの勝利は、日本馬には譲ってくれないだろう。
ケンタッキーダービー以外のアメリカの3冠レースでいうと、近年は2016年にラニがベルモントSで3着に入った。
また、少し古いが2008年にカジノドライヴがベルモントSに向けて遠征し、
ステップレースを快勝し、ベルモントS制覇を期待されながら直前で取り消しという無念もあった。
※ちなみに、この時は著者もベルモントS制覇に手が届くかと思った。
それほど、日本でのパフォーマンス(とはいえ新馬戦だが)や、前哨戦の勝ちっぷりが圧倒的だった。
なので、もしアメリカ3冠レースで手が届くなら、ケンタッキーダービーではなく、
3冠目のベルモントS(ダート2400m)が最も近いところにあるのではと考えている。
とはいえ、ダービーも挑戦しないことにはいつまで経っても勝利できないので、
出走するデルマソトガケ、マンダリンヒーローには頑張ってほしいし、遠征した陣営には敬意を表したい。
※が、ロマンと馬券は別なので、馬券の方は外国馬を狙うことになりそうだ。。。笑