地方交流競走について
明日は大井競馬場で、ジャパンダートダービー(Jpn1)が行われる。
このレースは、3歳ダートNo1を決めるレースで、
過去の勝ち馬には、クリソベリル、ルヴァンスレーヴ、ノンコノユメなど、
ダート界を代表する名馬達が並ぶ。
今年も、中央勢から有力馬が多数出走する。
代表馬は、ハピとブリッツファングだろう。
その他の中央勢も勝ってもおかしくない、混戦が予想される。
だが、地方勢はどうだろう。
実はこのレースは、地方馬の好走が比較的多い印象がある。
近5年で2回は地方馬が勝利しているのだ。
それでも、やはり地方交流重賞における中央勢と地方勢の間には大きな壁があるのが現状だろう。
特に、古馬の中距離となると、地方馬では中央勢に勝てないという印象が強い。
昨年のJBCクラシックではミューチャリーが勝利を挙げたが、それも極めて珍しい。
コンスタントに中央勢と互角の勝負をしていた馬としては、
2007年のジャパンダートダービー勝ち馬、フリオーソまで遡る。
これが中央勢とも互角の勝負を繰り広げ、交流重賞を、引いては地方競馬を盛り上げた。
※とはいえ、このフリオーソという馬は、ダーレージャパンが日本競馬に進出してきた時の馬であり、
本来は、地方競馬に所属するような血統ではなかった。
・父:ブライアンズタイム、母父:Mr.Prospector、母母父:Nureyev、母母母父:Riverman
という強力な血統。
著者は、JRA競馬を専門としており、地方競馬は交流重賞ぐらいしか買う機会がない。
だが、その交流重賞で、中央勢同士の対決になるよりも、
中央勢 vs 地方の強豪 という構図のレースを見たい。
正直なところ、現状では、中央勢 vs 地方勢 というよりは、
中央勢の争いに、地方馬がどれだけ肉薄できるか?という位置づけになってしまっている。
競馬ファンとしては、その構図は少し寂しい。
前述のフリオーソのように、中央勢を相手に互角の勝負をしてくれる地方馬が現れることを、
いち競馬ファンとして願っている。
※そして明日は地方勢の頑張りに期待!!