・カリフォルニアクローム(California Chrome)
 -2020年種付け料:400万円
 -父:ラッキープルピット
 -母:ラブザチェイス(母父:ノットフォーラブ)
 -主な勝ち鞍:ケンタッキーダービー(G1)、プリークネスステークス(G1)、ドバイワールドカップ(G1)など
 -初年度種付け頭数:143頭

・血統表

ラッキープルピット
Lucky Pulpit
プルピット
Pulpit
エーピーインディ
A.P. Indy
シアトルスルー
Seattle Slew
ミスタープロスペクター
Mr. Prospector
コジーン
Cozzene
カロ
Caro
ラッキーメル
Lucky Mel
ノットフォーラブ
Not for Love
ミスタープロスペクター
Mr. Prospector
レイズアネイティヴ
Raise a Native
ノーザンダンサー
Northen Dancer
ポリッシュナンバーズ
Polish Numbers
ダンチヒ
Danzig
サーアイヴァ―
Sir Ivor

・期待度:A ※著者個人の評価です

・ポジティブ理由①
自身がアメリカで年度代表馬をになるレベルの実績馬であり、近年、日本に輸入された海外馬としては、最高クラスの実績を上げた名馬であること。
※1991年に導入されたサンデーサイレンスと同レベル。2011年に日本に輸入されたハービンジャー以上(?)。

・ポジティブ理由②
サンデーサイレンスの血を持っておらず、日本の繁殖牝馬と配合し易い血統構成であること。

・ネガティブ理由①
カリフォルニアクローム自身の血統的背景が今一つであること。
父・ラッキープルピットは、現在アメリカで繁栄しているプルピットの産駒だが、自身の競走成績、種牡馬成績は今一つ。母父・ノットフォーラブも、名血ミスタープロスペクターの産駒だが、こちらも自身の競走成績、種牡馬成績はほとんど無い。
こうした血統的背景から、カリフォルニアクロームもデビュー前は格安で取引された経緯があり、お世辞にも良血とは表現されない馬である。

・ネガティブ理由②
既に産駒がデビューしたチリでの種牡馬成績が今一つであること。

・所感
個人的には、この馬は成功すると考えている。
アメリカでの実績や血統的背景などが、サンデーサイレンスに似ているように思うのと、この血統は日本の芝コースでの競馬にも適応できる可能性が高いと見ている。

実際、カリフォルニアクローム自身も芝1800mのG1レースであるハリウッドダービーで勝利しており、ダートが本場のアメリカでの勝利とはいえ、芝コースへの適性も見せている。
また、父、母父に種牡馬としての実績が無い点が懸念されるが、4代前まで遡ればこの馬には世界の名血が詰め込まれた血統である。
(A.P. Indy、Mr. Prospector、Caro、Northern Dancer、Danzig、Sir Ivorなど)
この血統なら、ダート競馬だけでなく、日本の芝競馬に適応してもおかしくないだろう。

3歳でアメリカ3冠目前の成績を上げる仕上がりの早さ、故障を挟んで5歳になってもドバイワールドカップを制する能力の持続力など、種牡馬として活躍できる下地は十二分に備わっているはずだ。
サンデーサイレンス、キングカメハメハの2頭の血を引く馬達が席巻する日本の競馬に、カリクロ旋風を巻き起こすことを期待してしまう。

※なお、この種牡馬は、日高のアロ―スタッドが約16億円で購入したとのこと。
 これほどの名馬なので、それだけのお金を払う価値があると判断したのだろう。
 これは期待の表れでもあるので、ぜひとも、その期待に応える活躍を見せてほしい。